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子どもと「本」を楽しもう!

お話の時間は愛されていると実感できる時間

木のおもちゃや絵本の普及に努めるキッズいわきぱふの岩城敏之さん。岩城さんに絵本の読み聞かせについて、語っていただきました。

絵本の本質はお話をしてあげること

 絵本の読み聞かせがいいとよく言われていますが、子どもを賢くするためにした方がいいととらえている人が多いのではないでしょうか?

 私は、絵本の本質はお話をしてあげることだと思います。子どもにとってお話をしてもらっている時間は、愛されていると実感できる時間です。ゆっくりと丁寧にお話をしてあげることによって子どもは安心感を得ます。言葉をかけるということ、そしてその周波数は〝あなたが生まれてきてくれて良かった。あなたに会えてよかった.というメッセージに他ならないのです。

 つまりお話をしてあげることが大切なんです。

お話が与えてくれるものは愛と勇気

 そして、お話が与えてくれるものは〝愛と勇気.です。お話の中で主人公はいろいろな人に出会ったり、いろいろな事件に遭遇し、立ち向かっていきます。それは生き方を学ぶチャンスであり、そのお話の中から、今生きていることが良かった、そのままの自分で良いんだという〝愛.と、人生の困難に立ち向かっていく〝勇気、あなたらしい幸せをつかむ〝勇気を感じ取ることができるのではないかと私は考えます。

絵本の読み聞かせは大切ですが、堅苦しく考えない方が良いと思います。大昔には絵本はなかったけれど、子どもは育ってきました。それはお話があったからです。絵本はお話の道具、大切なのはお話をしてあげること。民話、日本の昔話、中でも家族の昔話は大切です。お父さん、お母さんの子どものときの話をぜひしてあげてほしい。自分は大切な家族の一員であることに気付かせてやってほしいのです。

わらべうたを楽しんで

 そしてまた、子どもと一緒に楽しんでほしいものに、昔ながらのわらべうたがあります。ゆっくりと丁寧に絵本を読んであげるときの周波数は、わらべうたの中にたくさん込められています。この周波数が子どもを元気にするのです。

絵本やわらべうたで触れ合いの時間を

 どんな絵本を与えればいいのかと悩むときもあるでしょう。そんなときは親の好きなお話、子どもに伝えたいお話をしてあげたらどうでしょう。子どもは気に入るかもしれないし、気に入らないかもしれない。しかし、気に入った絵本が見つかれば、その絵本は親と子の共通の楽しみの一つになります。もし気に入らなかったとしても、子どもは自分とは違う感性の持ち主であるということを発見できるのではないでしょうか。

 テレビ・ビデオの長時間の視聴が子どもの発達に影響を及ぼしています。その時間を絵本、わらべうたなどを通した親と子の触れ合いの時間にしてみてはいかがでしょうか?子どもを賢くしようなどと考えずに、絵本という道具を使って子どもと一緒に楽しい時間を過ごしてください。

キッズいわきぱふ

http://www.kidspuff.com/
代表 岩城敏之さん
日本おもちゃ会議会員
日本子どもの発達研究所講師
著書『かしこいおもちゃの与え方』、『子育てのコツ』『続子育てのコツ』他、絵本翻訳多数。
おもちゃを貸し出し、親子で遊ぶワークショップや子育て、おもちゃ、絵本遊びについて講演活動をしている。

ぱふ 宇治店 〒611-0021
宇治市宇治妙楽31
tel 0774-24-4321  fax 0774-24-4480
(JR宇治駅/京阪宇治駅より徒歩4~6分)
営業時間 午前10時~午後6時まで 定休日 毎週月曜日・火曜日(祝日は営業)
ぱふ 阿倍野店 〒545-0052
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-5-1 ルシアス東館2F
tel/fax 06-6634-8140
(JR天王寺駅より徒歩5分、地下14番出口方面へ)
営業時間 午前10時~午後9時まで 定休日 第3木曜日

我が家の読み聞かせ体験

お気に入りの絵本はお守り

★なるべく一日一回は絵本の時間を作るよう心がけています。今では習慣になり座って膝をポンポンとたたくと息子が好きな絵本を持って乗りに来ます。どこかにお泊りに行ったとき、子どもの体調が悪いとき、またきつく叱ってしまったなと反省したとき、お気に入りの絵本を取り出すと不思議と不安な気持ちが消えていくのです。我が家では絵本はお守りのような役割も果たしています。

子どもに好きな本を選ばせて

★長男は大の電車好きでした。だから、読み聞かせのとっかかりは電車やバスなど乗り物が出てくる本から。偏っているかもしれませんが、それが本と親しむ一番の近道でした。図書館で本を借り、気に入ったら本屋で買うというパターン。はじめは図鑑も多かったけれど、自然とさまざまな本へと変わっていきました。下の娘は女の子だけれど、「うんち」や「恐竜」が出てくる絵本が好き。女の子だからという既成概念は捨て、好きな本を選ばせています。「評判のよい、この本を読ませなければいけない」という呪縛はもたない方がいいように思います。いずれ、どの本も楽しんでくれるのですから。

京都子連れパワーアップ情報7 (2004年11月発行)より


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