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保護犬から我が家のお犬様へ

飼い猫の脱走を機に出会う

数年前、愛猫が脱走してしまい四方八方探し回っているときに「もしかしたら」と何度も訪れたのが京都動物愛護センター(当時はリニューアル前)でした。結局愛猫は近所で亡くなっているのが分かり、我が家は悲しみにくれました。猫を探していた時に登録した愛護センターのツイッターをそれからも見続ける中で、やがて「もう動物を飼う資格なんてないけれど、救える命を救いたい」と言う夫の気持ちもあり、保護犬を譲り受けることにしました。(当時猫は人気で犬の貰い手が少なかったのです)

飼うにはそれなりの覚悟、それ以上の価値

我が家にやってきたのはスーパーの駐車場で保護されたガリガリの小型犬。来た当初は警戒心もあり、猫で慣れていた子どもたちが構おうとすれば唸られる様でどう接していいのか苦心していました。推定3歳だったので、子犬時代にしつけられていない状態からしつけるのも一苦労でした。それから数年、今では子どもたちがお世話して散歩に行ったり、顔をキックされつつじゃれあい完全に打ち解けています。何より夫は「会社の人がこの様子を見たらあんぐりと顎が外れるのはないか」という変貌・溺愛ぶり。
我が家にとってはペットショップで出会う以上に、悲しい経験をもつ動物を飼うことで命を大切にするということを肌で感じられ、得難い経験になりました。
譲り受けたお犬様が天寿をまっとうするまで大切にしていきたいと思います。

保護犬の活躍

先日訪れた神戸どうぶつ王国。鳥や動物がのそのそと私たちの横を歩いている光景が衝撃のすばらしい場所でした。そこでのイベントとして拍手喝采を浴びていたのが「わんわんサーカス」の出演犬。その半数ほどは保護犬らしく、団員の方が命のあたたかさや大切さを一生懸命話しておられました。どこかで見る機会があれば、ぜひ出演犬のひたむきな姿を見てほしいと思います。

 今も保護されている動物たちのために私に何ができるのか、これからも考え行動していきたいと思っています。


ライタープロフィール: sewashiner

小学生男子2人を自炊できる男にするため「中学生からは自分でお弁当を作っていかないといけないみたい!」と家庭内でデマを流しています。

(おかげ様で噂に振り回されない人間になり、作ってみる気配まったくなし…)