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西京中高一貫校合格体験記

ドキドキの合格発表

受験した京都市立西京高等学校附属中学校は、今年も定員120名に対して受験者が900人以上に上る高倍率。上位60人が無抽選で合格、残り60人は合格点以上の中から抽選で決定。抽選は学校側が番号を引き、それを上位60人の合格者が入った箱に加えて発表するという形で、誰が抽選で選ばれたのかはわからないようになっています。

そのドキドキの抽選会場に入ることができるのは、受験票持参の保護者1人だけ。残念ながら私は仕事で行けず、あとで発表の掲示を見ました。過去に抽選会場に行った人は、番号発表のたびにあちこちで歓声が上がり、呼ばれるまで1人ですごく孤独だったと言っていました。いざ呼ばれたらビックリして「うひぃっ!!」って、ひきつったヘンな声が出たとか(笑)。

掲示も番号順ではなかったので、最初は見つけられず。どうやってなぐさめようかと思ったときに発見!!

合格者のあまりの少なさに、よくこの中に入ったなあと驚きでした。

縁のもんやしな

うちの子が受験を決めたのはなんと11月。それまで受験するかどうか、洛北か西京かも親子で悩んでいました。しかしその後は集中して勉強して「受験を経験できてよかった」と言い、私も久々に刺激(?)をもらって「たとえ落ちても、受けて面白かったね」と言い合っていました。

でも、西京を受けると決めた途端、京都に昔から住んでる(洛北の伝統と西京の商業高校時代を知ってる)人たちには、「なんで洛北にせえへんの」「え?西京?そっち受けるん?」みたいに言われるし、さらに「今、中学校荒れてるとこもあるで。そやし今年は倍率上がって厳しいで」とか、受ける前に受けることを後悔しそうな話を方々で聞かされ…。
でも、「縁のもんやしな」という言葉も、方々で聞きました。

ほんと、運というより、縁のもんやと思います。

子どもは「うひぃ!」の叫びの方から西京の良さを聞き、在学中の子どもさんからも「楽しいで、良い学校やで、ぜひおいで! 待ってるしな」と言ってもらって、学校の様子や授業内容などを聞いて受ける気になったのですから。

今年は入試問題の傾向がガラッと変わったようで、塾に通っていなくて(直前の講座だけは行かせました。さすがに…)、専用の受験対策に時間をかけていないうちの子にとっては、みんなと同じ土俵に上がれて、かえってラッキーでした。


これから大変だと思いますが、楽しい学校生活になればいいなと願っています。


ライタープロフィール: ぽこぺん
京都生まれの京都育ち。一男一女を育てるシングルマザー。フルタイムで働きつつ、子育てなどのライターとしても活動。 おおざっぱなO型で、最近 (?) 物忘れが激しいことを気にしなくなってきた40代。