小規模保育園を経て連携のこども園へ転園した息子がコロナ禍で迎えた保育園生活最後の年。様々なことが変わらざるを得なかった1年と園生活を振り返ってみました。
コロナ禍の保育園最後の1年
保育園の年長組になった息子の4月は自宅待機から始まりました。私も仕事を休み朝から晩まで子と一緒の生活。
幸い夫が午後から出勤のため、それまでは一緒に公園に連れて行ってくれました。
(本来は家で過ごさねばならないのですが子どもを1日閉じ込めておくにも無理があり…)
学区の違う年上の小学生の子どもたちとお友達になるくらいに通い、長いお休みを元気いっぱい外を駆け回っていました。
緊急事態宣言が明けてからは保育園の預かりも通常通り始まり、ありがたさをひしひしと感じました。
まず園で変わったのは登園時の検温と、教室の中まで入っていた送迎が玄関までとなったこと。
保育園の行事や保護者懇談会など人が集まるイベントは中止か縮小となりました。
保護者会主催の園の夏祭りもなく残念に思っていたところ「年長組のお泊り会はやります」と園からお知らせが。
園長先生が近隣の銭湯へ掛け合ってくださったおかげでみんなでお風呂の初体験もできました。
また息子の通う園はかつて通っていた小規模保育園と連携しており、例年なら合同の運動会が開催されるはずでした。
しかし運動会の縮小により小規模園の参加はなくなりました。
さらに乳児と幼児のグループでの入れ替え制、保護者参加の競技もなし、観覧の人数制限がある中で行われました。
小規模園時代にお世話になった先生にお会いできる機会はなくなりましたが、「運動会がんばってね」とメッセージカードをいただいたのはうれしい出来事でした。
体育競技と、がんばって練習したであろう鼓隊の演技を目の前で見ることができ、成長した子の姿は胸にくるものがありました。
感謝の卒園式
制約がある中で保育園の先生方は「子どもたちのために」とできる限りのことをしてくださった1年でした。
年少クラスから3年間続けて担任を受け持ってくださった先生。
子どものささいな出来事や成長を親以上に気づいて、喜んで、褒めてくださいました。
集まっての謝恩会はありませんでしたが、謝恩会委員の保護者の方が卒園式直前に制作してくださったDVD上映会の時間が式の最後に設けられ、子どもたちが笑いながら思い出を振り返っていたのが印象的でした。
帰宅してから頂いたアルバムを広げると、息子の写真とともに担任の先生を始めすべての先生方からのメッセージが書かれており、ここまでしてくださったことに改めて感謝しかありませんでした。
「保育園たのしい」夕飯時にぽつりとつぶやいた息子
保育園生活を終えて良かったことは「子に合った保育園だった」ということです。
ふだんのお散歩も大人が歩いても疲れるくらいの距離を歩いたり、プール、サッカー、ドッジボール、マラソンと1年を通して自然に体を鍛えられる機会があったことは、体を動かすことが好きな息子にとって苦ではなかったようです。
先生方もはつらつと元気で親しみやすく、気軽に相談もできる先生方ばかりで親にとってもありがたい環境でした。
決して自宅から近い園ではなく送迎も自転車で夫との二人三脚でふんばりましたが、その苦労を上回る園の良さがありました。
小学校は親にとって子離れの時代?
2021年4月。無事に入学式を終え息子は小学校に通っています。
先に始まった学童で早くもお友達ができたのか今は登校もいっしょです。
心配する親をよそに「もうついてこないで」と玄関で告げられた朝の出来事。
保育園時代とは違い、距離をおいて子の成長を見守るのが小学校時代なのかと、今から私が子離れの練習を始めています。(ついつい口出ししてしまうのをがまんして)
再び緊急事態宣言の要請が決定した京都市。
小学校はどうなるんだろうと心配な状況ではありますが、まずは子どもが元気に楽しく小学校生活を送ってくれることを願っています。
ライタープロフィール:まいのすけ
夫、息子、猫の3人1匹暮らし。
子の保育園卒園により唯一の運動であった自転車送迎がなくなりました。
健康と体形維持(できなくなっている)のためそれに代わる何かを模索中です。