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大学受験は子ども期の総決算?

この春から息子は大学生。周りは京大・阪大から私立までさまざま。

それぞれのストーリーがあったようで。

子ども時代をリベンジした友人

何をやっても空回り。勉強がイヤで教室から脱走。

内申はボロボロ。そんな小学生がいた。

中学で塾に通い始めるも、志望高校は不合格。滑り止めに受かったとの報告に、「よかった。地頭いいんやから頑張り!」と、こちらも思わずもらい泣き(その子は息子の友人のひとり)。

 

その後、高校時代は猛勉強し、超難関国立大に合格! 

久々に会ったその子は、体もまなざしも、ひとまわり大きくなっていた。

 

小学生時代、親が離婚。そんな事情もその子の「困った行動」の背景にあったと思う。

そこから起死回生を遂げた彼自身の頑張り。すごいなあ、子どもって。

「数学捨てていい?」で始まった、息子の受験

さて、わが息子。高3の夏前に「数学捨てたい」と、のたもう。

つまり国公立は「受けないぜ」(受験は理科、数学、英語、国語、社会の5教科が必須)。

こちらは心臓、バクバク。

うち、母子家庭やで、わかってる? 

 

「嫌なことはしない」で18年生きてきた息子。

関西トップ私大目指す、でしぶしぶ承知。当時の偏差値はどの大学も「E判定」、合格可能性20%未満。

とりあえず私大必須の3科(文系なら国、英、社など)、この夏休みで頑張ってや。

 

しかし秋を迎えても、判定は「E」のまま。Why? 

実は「3科なら楽勝や」と、勉強しなかったそう(卒業後の本人自白による)。

 

この「E」。12月の最終模試でも微動だにせず。

まさか、私大浪人はないよね? やっぱ塾は行かせるべきやった?

「焼肉奢るから国公立受けろ」と担任は言った

明けて1月の大学入学共通テスト。終了直後から、「今年の数学、ムズすぎ!」と大炎上。

全国の塾や高校数学教師から「私にも解けませんでした」「生徒が泣きながら帰ってきた」と非難ごうごう。

 

一方、そもそも数学のできない息子。結果は堂々の28点。

ところが全国の秀才さん達も50点ぐらいしかとれず、「差のつかない」ラッキーな事態に。

 

この全体の結果を見て、「どっか国公立受けてみろ、焼肉奢ってやる」と担任。

えっ、でもさらに受験料かかります。焼肉代、上回りますが。

 

(私大志望でも「共通テスト利用入試」があるので、ほぼ全員が共テ受験。

国公立は「共テ+個別学力検査」で判定。ただ大学にもよるが個別(論文含む)のウェイトが高い。

ちなみに共テは1万8千円(3科以上~)、個別(前・後期同時払い)は3万4千円。計5万2千円+振込料。

流れには乗ってみよう

ダメもとで、好きな学科で有名な公立大を選択(Eレベルの子には高望みではございますが)。

実は高校では1月半ばからガチな「個別対策」があり、「小論文(受ける科目の)」指導などほぼ毎日。

本人も好きなことゆえ、教科書を丸暗記するほど集中。

 

2月下旬に受験、3月頭にまさかの合格。私大も全てパス!

担任から「クラスの友人2人誘え」と言われ、高校生3人、おいしい焼肉をたらふくと。

受験は運? いろんな意味で

受験には何か「引き寄せ」もあるのかも。

焼肉を一緒に食べた一人は頭脳明晰も、狙いの大学全落ちで、失意の進学。

「彼に何かあったらマズいからマメに連絡しとき」。

 

ところが。

その子からウッキウキのメールが。

「うちの学科、スゲー美人揃い! 今日も大学からバスで一緒に楽しく帰ってきた♪」

 

あ~、男子大学生にはこっちや~!

女神サマはきっとその大学(レベルは高い)にいらしたのね。

 

新・受験生の皆さま、体調には留意しつつ自分と未来をがっつり信じてまいりましょう!! 


ライタープロフィール:歴ママ

共テ当日の朝、ママ友や友人から「頑張れ」メールが。「私大志望だから気楽~」と返信、この力のヌケ加減もよかったかも。私自身は東京の三流私大をエンジョイ。大学時代はたくさんの人と出会ってほしい。