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大学3年は、超モテ期!?

タイトルから浮かぶ、甘~い恋バナではありません、スミマセン。大学生のミッション「就活」の話。大学生活もあと1年半。就活協定「なし崩し」の2024~2025年。さて当事者は?

えっ大学1年で内定?

大学3年春から本番スタートの就活。企業説明会やインターンシップ(就業体験)が始まり、ES(エントリーシート・自己PR)選考を経て、まずは夏季インターンシップ(3日程度~1カ月のところも)に参加。

 

その後、企業から連絡→再度ES提出(仕事に対する価値観を400字に、など課題が出ることも)→面接(役員、社長面接など複数回)→早ければ年内、つまり大学3年の秋に内々定が一般的なスケジュール。もちろんインターンシップは秋以降もあり、そもそもインターンシップ無しでESすぐに選考に入る会社も。

 

学生側も複数社(2桁は普通)エントリーのため、大学3年生は何かとあわただしい。

しかも青田買いは年々早くなり、なんと大学1年生に内々定を出す有名企業も。

その後は社員研修や内定会など、大学生ながら会社ワールドに引き込まれる構図だ。

早すぎて就活疲れ!

そんな競争を尻目に、のんびり就活しているわが息子。

「何をしたいのかがわからない」ので、無理はない。

とりあえず何社かにトライ。ES選考が通ってインターンシップに参加した企業からは、毎日メールで「次の重役選考へ」との催促や電話が(たまたまゼミ実習中で留守電に)。

 

そこは規模も業績も申し分のない企業、選考を進めながら別の就活をする手もある。

でも「とりあえず企業を知る」ための参加で、ここで決めるには「早すぎる」と感じたこと、仮に内々定をもらえたとして、最後に断るようになったら(ずっと親身に対応してくれた社員の方々に)申し訳ないと、応じなかったそう。

 

ある新聞に「大学3年秋、早くも就活疲れ」の記事が載っていたが、「まさにその通り」と息子。ちなみにアメリカなどでは大学卒業後に就活し、夏休みにたっぷり遊んでから就職とか。新卒一括採用という日本型企業社会では、夢の話ですね。

モテ期はそう続きません

同時期、図らずもゼミの教授から「院に来ないか」とのお誘いが。炎天下のゼミ合宿(2週間)でコツコツ働いたことが「君にはこの仕事が向いている」と評価された模様。でも、「ありがとうございます。ホメていただいた資質、一般企業で活かします」と丁重にお断り。ゼミは面白いけれど、仕事は別。まずは広い世界で働きたい、が本人の気持ちらしい。

 

さて、11月には昨年末バイトで働いた「おせち仕出し」の料理店から電話が。「今年もぜひ来て」と社員のおばちゃん?からラブコール。「1年も前なのに、自分のこと覚えていてくれてビックリ」。

まあ、人手不足ですからね。でもおばちゃんに気に入られるほど、「素直に働く」姿勢は獲得できているのだと思う。

 

問題はその先。どんな場所で何をして働くか。

いまはちょっぴり「モテ期」。それは若いから。

その先、齢をとっても続けられる「何か」を掴む、それを思索することが大学生の課題かも。

女子学生を見て、社風を知る

インターンシップの驚きはもうひとつ。企業別・応募女子大生の雰囲気の違い。

ある会社では3カ国語ペラペラの女子(大学も一流)に圧倒され、別の会社では「眉毛なし(綺麗に描いている)、つけ睫毛バッサバサ」女子(こちらも別の一流大学)に引いたそう。「21歳だよ、そこまで化けなくても…」。

ただグループワークで率先して手を挙げ、その場をきっちり仕切るのは、どのインターンシップでも必ず女子学生らしい。

頑張ろう!男子大学生!


ライタープロフィール:歴ママ

昭和・東京生まれ。就職は2社内定に悩み、大学時代の女子の先輩から「面白いほうを選べ」と言われ、最初はパソコンインストラクターに。転職3回。まだ大学生で自分の道を選ぶのは無理やなあ、が実感。就活も「好き」「興味をもって取り組んできた」ことを道しるべに、前に進みましょう!